NAGAKUTE Cultural Center

長久手市文化の家
愛知県長久手市野田農201番地, 480-1166
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開館時間 火-日:9:00-22:00

長久手市文化の家 スタッフ日誌

08
2015  23:05:17

【公演レポート】劇団コーロ「ハンナのかばん」

11月8日(日)、
劇団コーロさんによる「ハンナのかばん」が上演されました!


”ハンナ”というのはある少女の名前。
2000年、アウシュビッツから東京のホロコースト教育資料センターに
”ハンナ”のかばんが届きます。そのかばんには大きく
「ハンナ・ブレイディ625 1931年5月16日生まれ 孤児」
と書かれていました。
センター代表の石岡史子さんがそのかばんの持ち主”ハンナ”について調べ、
ハンナのお兄さん、ジョージさんに行きつくまでの過程を元に書かれた作品を舞台化したものです。

ナチス・ドイツの支配下において行われたユダヤ人の虐殺。
ユダヤ人であったハンナと家族も、その残酷な法律によって辛く悲しい運命を迎えます。

演出をされた菊池准さんがおっしゃっていたように、
「もし自分がその立場であったら・・・」というMagic if(という演劇においての考え方があります)を現代を生きるはるなとじゅんたの兄妹が私たち観客を代表して体験してくれているような作品でした。

正直なところ、私は恥ずかしながらホロコーストの事はおろか、ナチスドイツのことすらほとんど知りませんでした。
「そういえば学校で習ったなー」くらい。
ハンナのかばんを観終わった今、そのことをとても申し訳なく思います。
知らなかったじゃ済まされない、知っておかなくてはいけない事実であったと痛感しました。

平和な日本しか知らない私にとっては、
残酷すぎて信じられないような出来事が”人の手によって”行われたことだということ。さまざまな環境下において、”そうせざるを得なくなってしまう”人が生まれてくるかもしれないということ。けっして遠くない、他人事ではないということ。

そのようなことを考えさせられた作品でした。

現在、文化の家ガレリアではハンナのかばんに関連した展示を行っています。
終演後、たくさんのお客様が立ち止り、見入っていました。
その中で小学生低学年くらいの男の子が「ナチスなんて最悪だ!」とお友達と話していました。
今回の作品はそれくらいの歳の子には少し難しかったかもしれないな、と思っていましたがとんでもない!
その、今日感じたことを忘れずに歳を重ね、咀嚼していってほしいですね。

11月15日(日)にはホロコースト教育資料センター代表、石岡史子さんの講演会が行われます。

「石岡史子氏 講演会」
2015年11月15日(日)13:30~15:30
長久手市文化の家 光のホールにて
料金:500円


15日まで関連展示もされているので、舞台をご覧になった方も、観られなかった方もぜひ、併せてご覧になって下さい。




創造スタッフ 藤島

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