NAGAKUTE Cultural Center

長久手市文化の家
愛知県長久手市野田農201番地, 480-1166
tel:0561-61-3411 fax:0561-61-2510
開館時間 火-日:9:00-22:00

長久手市文化の家 スタッフ日誌

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2018  18:38:25

あなたにとって、アウトリーチとは?

こんばんは、事業係の岡田です
少し暖かくなる兆しが見えてきて、うきうきしております!

さてさて、毎年恒例の、文化の家エデュケーション・プログラム「であーと」が今年もはじまりました。
いわゆるアウトリーチ活動です。夏には中学校、冬には小学校へ出向き、子どもたちへ素敵な音楽との出会いをお届けしています。


かれこれ10年以上続いている事業で、今でこそ「アウトリーチ」という言葉が浸透してきましたが、それより昔に始まっているため「エデュケーション・プログラム」という冠がついています。


長久手市は、市内に芸術大学を持つ “アートのまち”。人口のおよそ1%が「芸術家」として住民登録をしています。
そんなまちに住んでいることを、子どもたち知ってほしい!誇りに思ってほしい!身近にアーティストがいることを知ってほしい!という思いから、愛知県立芸術大学と連携し、学部生・院生と一緒に「小学校であーと」を行っています。


今年は、いつもとは違う「であーと」が見られました!

例年、先ほど述べたように芸大の学生さんや、文化の家の創造スタッフとともに小学校へ出向いていますが、今回はいろいろなご縁がありまして、公共ホールと連携してアウトリーチを行う「アウトリーチフォーラム」に参加していた「トリオ・ノート」が出演!
プロデューサーとともに磨き上げたプログラムで、各地でアウトリーチを行っています。

さらに、訪問先の小学校の協力のもと、保護者が自由に観覧できる学校公開日に開催することができ、文化の家の取り組みを保護者の方にも知っていただける機会となりました。


今回トリオ・ノートが訪れた学校は、長久手市立東小学校。
昨年は話題のイケアがオープンした地区ですが、都市化の進む西側に比べ、まだまだ自然がたくさん残る、長久手らしいところです。

トリオ・ノートのプログラムは、本気のクラシック曲ばかり。
よく、「これを小学生に聴かせるの!?」と言われるといいます。

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まさに、ガッツリ!


しかし!始まって見てびっくり、親しみのある言葉と圧倒的な演奏で、子どもたちの視線が釘付けでした!!!

心から、子どもたちにこの音楽を届けたい、伝えたい!という気持ちがびしびしと伝わってきます。

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楽器に興味を持たせたり、クラシック音楽を身近に感じられるような仕掛けが随所に散りばめられており、音楽の知識としてもアウトリーチの手法としても、勉強になることばかりでした。

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近くで楽器を聴いてみよう!ということで、ピアノにもぐってみたり、チェロのエンドピンからの響きを触ってみたりする子どもたち。楽しそうでした。


文化の家の「であーと」では、ほかのアウトリーチ事業と異なる特徴が2つ。
1つは、給食の時間に全学級を回る(!)『給食ゲリラ』
2つめは、おととしから始まった昼休みの時間に体育館で行う『体育館ライブ』です。

いずれの取り組みも、授業を受けていない子どもたちにも生演奏に触れてほしいという思いで始まっています。

体育館ライブは、当時の出演グループからの発案で始まり、昨年度は全学校で行うことができました。

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大事なお昼休みにも関わらず、100人を超える児童が集まってくれました♪

普段のプログラムに加えわったその2つは、トリオ・ノートの体力をガシガシ削り…
食事にありついたときには、もぬけの殻となっていました。(笑)
かなりのハードスケジュールをお願いしてごめんなさいと思いつつ、最後まで全力でやりきる姿にプロ根性を感じました。





前日には、別の小学校で「であーと」行う木管五重奏「アンサンブル・ヴィオレ」とトリオ・ノートによるランスルー大会を実施!
互いのランスルーを見たのち、駅前のお店で交流会をしました♪
「長久手アウトリーチ・フォーラム」と称した交流会では、それぞれのプログラムに対する意見を言い合いました。

大いに語り合った後は、〆に全員が「自分にとって、アウトリーチとは何か?」を一言ずつ発表。
突然だったので焦る一同…(笑)

「善意の塊」 「種まき」 「社会とのつながり」など、さまざまなワードが飛び出しました。


何が正解ということはありませんが、こういう機会がないと、それが自分にとってどんな意味を持つかということを立ち止まって考えられてないなあ…と。
今回こうして言葉にしたことで、よりいっそうその重要性に気付くことができました。
そして、ひとつひとつの事業やアーティストに対して、じっくり向き合いたい!と、ひしひし感じました。

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アーティスト同士が交流を持ち、お互いのアウトリーチプログラムを見合える貴重な機会を得ることができ、プロデューサーである菱川さん、そしてトリオ・ノートの皆さんに大変感謝しております!!

綿密に練られたトリオ・ノートのプログラムに、ヴィオレの皆さんも感銘と刺激を受けた様子でした。

「であーと」は、3月にあと3校残しています!。
すでに終了しているアンサンブル・ヴィオレが行った2校の様子も、またブログに綴りたいと思いますので、お楽しみに!!

事業係 岡田

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