NAGAKUTE Cultural Center

長久手市文化の家
愛知県長久手市野田農201番地, 480-1166
tel:0561-61-3411 fax:0561-61-2510
開館時間 火-日:9:00-22:00

長久手市文化の家 スタッフ日誌

15
2018  09:02:05

人生たまたま・・・

概要版
人生たまたま・・・

こんにちは、館長の広中です。
市民公募で館長になって1か月半経ちました。
この間いろいろインプットすることばかりで余裕がありませんでしたが、
最近、ブログの書き込み方を教えてもらったので、少しずつアウトプットしていきます。

よろしくおつきあい願います。

私は文化の家に開館前から「鑑賞団体」の代表として関わってきました。
「鑑賞団体」というのは、「おやこ劇場」のことです。子どもと舞台を観る活動を軸にした「子育ての会」です。
学識経験も文化施設に勤めていた経験もない、専業主婦だった私がなぜ館長になったのか?自分でも不思議です。

それで、ちょっと振り返ってみました。

私は35年前、長男が1歳半の時に長久手に引っ越してきました。それから4年の間に2人の娘が生まれ、
知らない土地で、夫の協力もなく(今とは違って「イクメン」などという言葉も概念もありませんでした)
インターネットの情報もない状況で3人の子どもを抱え子育てに奮闘していました。

その頃(31年前)たまたま 子どもの友だちのお母さんに誘われて「楽しそう」だったので
「名東おやこ劇場」に入りました。

1990年、日進に市民会館ができたことをきっかけとして「名東おやこ劇場」にいた日進・長久手・東郷の人は
「日進おやこ劇場」をつくることになり、私は1996年に「日進おやこ劇場」の運営委員長になりました。

鑑賞活動をしている者として、ずっと長久手だけホールがないことがとても残念でしたが、

たまたま 私が運営委員長になった時に「長久手町文化の家」の建設がスタートしたことは幸福な偶然でした。
「鑑賞団体」の代表として、建物ができる前から「文化マスタープラン」の策定に参加することができたからです。

「文化マスタープラン」(現在は「文化芸術マスタープラン」)とは私たちが暮らす街をどんな街にしたいのか、
そのために文化が果たす役割を長期的な視点で考えた、文化行政の指針となる基本計画です。

行政では、福祉や医療や教育といった分野に比べると「文化」は後回しにされがちです。
人や財政状況が変わると、文化政策自体がなくなってしまうことすらあり得ることを考えると、
折角つくった文化施設を活用するために「文化芸術」は市民の生活にとって必要なものであるという、
きちんとした理念にもとづいた長期的な指針が必要なのです。

今でこそ、文化振興のための条例をつくる自治体が増えてきましたが、
それは国の「文化芸術振興基本法」が制定された平成13年(2001年)以降の流れです。
国の法律ができる前(1998年)に、人口4万人の自治体が文化政策の指針を定めたのは実に画期的なことでした!

この「文化マスタープラン」との出会いがなければ、鑑賞団体の駆け出しの運営委員長が、
最先端の文化政策について深く考え、文化芸術の意味を問い続けることはなかったと思います。

私にとって「文化の家」との出会いはたまたま でしたが、とても大きな意味を持っていたと、今更ながら思います。


私が館長になったルーツでもある「文化マスタープラン」は10年ごとに見直しをしていて、
今年3月に「第3次文化芸術マスタープラン」が策定されました。
皆さんのもとには、5月の初めに広報とともに青い「概要版」が届いていると思います。
もっと詳しく見たいと思った方は、ホームページで見ることができます。


 あいさつ