NAGAKUTE Cultural Center

長久手市文化の家
愛知県長久手市野田農201番地, 480-1166
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開館時間 火-日:9:00-22:00

長久手市文化の家 スタッフ日誌

08
2018  17:58:08

「風を見たかい」 ワークショップ

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こんにちは館長の広中です。
先日ブログでもご紹介した
五感で感じる 演劇☆感激ワークショップ~お話を読んで物語を味わおう!
の様子をお伝えします。

参加者は小学3年生男子2人・4年生男子1人・5年生女子3人、中学2年生男子1人の7人でした。
うりんこの制作の平松さんから10人くらいいた方が面白いからとOKを頂いて、文化の家の職員も参加させていただきました。

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冒頭の写真で平松さんが手に持っているのは「接続詞」が書いてあるトランプです。これを使って自己紹介しました。
「○○市から来ました、○○です。夏休みの思い出は、~~~です。」と言ったら平松さんが持っているトランプを1枚引きます。
そこにはトランプの数字とマークとともに、「それはさておき」とか「いつか」とか「本当は」といった接続詞が書いてあります。
「夏休みの思い出は~~~です。」の後に、その脈絡なく出てきた「接続詞」を使って文を作ります。
そこでまたトランプを引いて、話を続けます。

自己紹介で何を言おうかな?夏休みの思い出って?いろいろ言おうと考えているのにとんでもない「接続詞」が出てくるので、
子どもたちよりも、大人の方がしどろもどろでした。

次にお互いに言葉を使わないで、1月から12月まで誕生日順に円に並びました。
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しゃべれないから一生懸命に指で何月何日かをアピールし合わないと伝わりません。生まれ月は合っていても、誕生日で前後が違っていたこともありました。こんな簡単なことなのに、お互いに確認し合わないと間違っちゃうのです。

みんなで円になったら「パン!」と手を打って音を送るゲームをしました。
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左右でも、お向かいさんでも自由に送っていいのですが、大事なのは「ちゃんと受け取ってから、送る」ことです。           「あなたに送るよ」「了解」というアイコンタクトがないとこのゲームは成立しません。
送るものが「パン!」という音から目に見えないボールになってエアキャッチボールをしました。
さらにボールが1個から2個になると、お互いのアイコンタクトがおろそかになった途端にボールはなくなってしまうのです。

それから、伝言ジェスチャーゲームも面白かったです。
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伝えようと思う人は一生懸命に自分のイメージで熱演するのですが、受け取る側にはなかなか伝わりません。
そういう時は、冷静に相手の側に立ってなるべくわかりやすいシンプルな情報は何か?と考え直せばいいのですが、
伝わらないと焦ってしまって、ますますジェスチャーが過剰になって、ますます伝わりませんでした。(大汗かいたのは私です)

こうやって、十分時間をかけて初対面の子ども同士なごやかな雰囲気になった前半の最後に、「連想ゲーム」をしました。

「連想」って聞いても、子どもたちは一様に「キョトン」としていて、知らない子がほとんどでした。
「とうふ」→「白くて四角い」 ……「説明しなくていいから」みたいな感じです。
「思い浮かんだことを一言でパッと言えばいいんだよ」って平松さんが言っても、けっこうみんな考えてから言ってました。
「何を言ってもいいんだよ」ってことが、なかなかできないってことは、普段、無意識に聞かれたことには「ちゃんと答えなきゃ」という 「空気」を読み取っているのかな?と思いました。

後半は、「風の又三郎」の冒頭部分を各自で黙読してから、
どんな「色」を感じた?「どんな匂い」「どんな音」「どんな味」「どんな手触り」?という問いかけに答えました。
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読んだ感じを五感を使って表現するって初めてでした。
同じものを読んでいたはずなのに、ほとんどみんなバラバラだったのが、驚きでもあり、発見でもありました。
改めて一人ひとり感じ方は違うんだと思いました。
そして同じだったらつまらないだろうな、違っていた方が面白いと思いました。たとえば、どんな「匂い?」で私は「草はらの匂い」 
って書いたのですが、「腐敗臭」って書いた子もいてびっくり!だけど逆に、どうして?ってめちゃその子に興味を持ちました。

そして最後は、「風を見たかい」の台本をみんなで読みあって終わりました。宮沢賢治の原作が現代のお話になっていました!

初対面の子どもたちでしたが、前半たくさんゲームをして打ち解けあったから、後半の自由に感じたことを表現し合えたのだと
思います。平松さんが、「役者さん同士もお芝居作っていくときに、同じ台本を読んで感じたことをみんなで話し合ってみないと思わぬところで、違っていたということもあるから、こういうことを大切にしています。」とおっしゃいましたが、一人ひとりこんなに感じ方が違いながら、みんなで一つの舞台を作っていくって大変なことだと思いました。

風を見たかい?7
「風を見たかい」の舞台がとても見たくなりました。


















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