NAGAKUTE Cultural Center

長久手市文化の家
愛知県長久手市野田農201番地, 480-1166
tel:0561-61-3411 fax:0561-61-2510
開館時間 火-日:9:00-22:00

長久手市文化の家 スタッフ日誌

27
2019  12:06:47

ジャズにドキドキ。

こんにちは。創造スタッフの了徳寺です。
初めてブログを更新します。いや~ドキドキですね!

ドキドキといえば最近とってもドキドキする公演がありました。
先日2月22日に風のホールにて行われた「JAZZ長久手」。

「やっぱりジャズはイイ!」を副題に、様々なスタンスのジャズが披露され、副題のとおりジャズの味わいを再確認するような公演でした。

ジャズ2


最初に披露された曲は「Harvest Moon」.
演奏会のはじめの曲は重要でその本番の空気を提示する初手であるのですが、安定したサウンドによって支えられる軽快なナンバーでした。
この曲はサックス奏者の守谷美由貴さんオリジナルで、守谷さんの鋭く尖った音のチョイスが冴え渡っていました。
また本田珠也さんの奏でるドラムスのビートが実に心地よい!大きく駆け抜けるようなフレーズ感の中に細やかなビートがあしらわれ、覗けば覗くほど変化を見せてくれる万華鏡のようでした。

ジャズ8

ジャズ10


「Rippling」
初手の小気味よい音楽のあとに続く曲はバラードで、対比の美しいプログラミングになっていました。
とくに心地よかったのはベースとピアノの調和でした。
ゆったりと流れていく時間の中に置かれていくピアノの音の数々とそれを合理的に下で支えるベース、その安定した関係性から自由に逸脱していく痛快さは格別でした。

ジャズ7


「M's Dilemma」
個人的に一番好きだったこの曲は、皮肉的で道化的な音の並びに愛らしさとカッコ良さを覚えるものでした。
作曲者の守谷美由貴さん(アルトサックス)は言うまでもないが、テナーサックス奏者の峰厚介さんのサポートが素晴らしく、守谷さんとのユニゾン(全く同じメロディを演奏すること)を完璧にクールにこなす姿が印象的でした。

ジャズ5


「宮古高校校歌」
プログラムを見て誰しもが気になったこのナンバー。どういう風に演奏されるのか僕自身も気になったのですが、なるほどそうきたか!と驚かされました。
まずはじめに校歌をニュートラルにそして静かに演奏し、それを何度も繰り返しながら少しずつヒートアップしていき、最終的には大爆音へと膨れ上がり終始。
クラシック用語で例えるなら「変奏曲」で、曲で例えるなら「ボレロ」なんですが、「ボレロ」もびっくり、同じメロディ同じ尺の校歌を繰り返しているだけなんですね。(「ボレロ」ところどころ変化が加えられていたり、曲の最後は別のものが挿入されていたりします。)
ひたすら繰り返される音楽の中で奏者全員がアドリブをかき鳴らし自分の音楽をさらけ出す姿は、奏者自体がアートであることを力強く明示しているように思えました。


ジャズ4

「祝」
プログラムの最後飾るに相応しい晴れやかで祝福にみちた曲というのが題名だけでも伝わると思います。
ピアノの板橋文夫さんオリジナル曲で、膨大な経験の海から湧き出る懐の大きい曲でした。
曲の終盤、観客の全員が本公演の終わりを惜しむように曲へとグッと聞き入る会場全体の空気感は実に素晴らしかったです。


この他に「Super Safari」「Goodbye」をアンコールとして演奏され、演奏後は惜しみない拍手によって公演は幕を下ろしました。
一括りにジャズと言ってもクラシック同様ジャズの枝葉は無数に広がっており様々なジャズが存在しています。
これからもたくさんのジャズを市民のみなさんと一緒に楽しんだり発見したりできればと思います!


 レポート