NAGAKUTE Cultural Center

長久手市文化の家
愛知県長久手市野田農201番地, 480-1166
tel:0561-61-3411 fax:0561-61-2510
開館時間 火-日:9:00-22:00

長久手市文化の家 スタッフ日誌

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2019  20:41:28

◆創造スタッフブログ ~vol.7 小林大地~◆

こんにちは。 美術系創造スタッフの小林大地です。
まず最初のブログ投稿なので、知らない方々に向けて、僕が何をやっている人かという基本的な紹介をさせてもらおうと思います。 文化の家での活動しかご覧いただいてない方は、きっと驚かれるのではないかと思います。

さて、ブログ書くのが慣れてません、すみません長いです!
みなさん色分けとかして上手に書いてますね。

僕は美術系の創造スタッフとして、文化の家では館内装飾や舞台美術、工作講座などをやっております。
これまで数々の館内装飾をダンボールで作ってまいりました。 ざっと紹介していきますね。

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常設状態のダンボールのチェンバロ
安物のキーボードをダンボールでこのように包んだだけですが、いつ見てもどなたかが弾いてくれています。
ひそかに人気スポット?
日本の代表的なチェンバリスト、小林道夫先生のサイン入り!

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おんぱく館内装飾

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王様の椅子
自分の子なので顔出し可で。この直後、橋さんが作ったこの王杖を破壊したのでした。すみません本当に…。

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クリスマス館内装飾

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クリスマスコンサート舞台セット・コンサートパワージェネレーター

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クリスマスコンサート舞台セット・オルゴール時計台

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高さ5mもあるダンボール遊具「Babel」
※2019年7月6日(土)10:00~15:00 おおぶ文化交流の杜allobu にて展示予定。


という感じでいろんなイベントに合わせて作ってきました。
何でいつもダンボールなのかというのは、大きな立体物が安く作れるからです。
館内は広いですから、にぎやかしたい面積がいつも多いのです。
それを少ない人数で、低予算で、にぎやかにするのはいつも一番難しく感じるところでして、
世の中にダンボールがあってほんまによかったー!と感じる部分でもありますね。


文化の家のお客様からはダンボールで何でも作れる人、もしくはワークショップなど工作講座の先生、
というふうに覚えていただいていることも少なくないようですが、実は本職は全く違うのです。

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鍛冶屋!?

一言で分野がわかる言い方をすれば、鍛冶屋です。

この現代に鍛冶屋?モンスターハンターに出てくるあれ。
刀作れるんですか?などと言われたりしますが、刃物はちょっとジャンルが違います。

普段は愛知県立芸術大学の金工室という工房で学生に金属の加工を指導しています。
工業的な部品製作から工芸的な手作りの技法まで、デザインや彫刻や、いろいろな分野の学生のニーズに合わせて幅広く指導します。

その中でも僕自身は何が得意かといいますと、鉄です。
ステンレス、真鍮、銅、アルミなどいろいろありますが、鉄が一番慣れています。
鉄の鍛造ができるので、ジャンルとして鍛冶屋と言うのが一番わかりやすいですね。
鍛冶屋の技法だけではないので、公には金工指導員という名称がついていますが、日本では金工というと彫金などの細かい工芸を指すことが多いので、あまりしっくりではないと思っています。

では、こちらの仕事をざっと紹介していきましょう。

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溶接

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鉄を赤くしてやわらかくして… この炎は2900℃ぐらい。

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ねじったり

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頑張ってなんとか編みこんだ

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いっぱい編みこみました。頑張った! これは今作っている…

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門!

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以前作った門。デザインは愛知芸大の水津功先生。

いつも自分で作りながら思うのが、こんな門の家に住めたらなー!
普通の安アパートなので…

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これは背中がこったときにつかう、なんかマッサージ器具。
しなりが大きく、力を入れすぎると曲がってしまいそうだったので、細い棒を追加。
実際に使いながら体に合わせて作るので、使い心地はパーフェクト。

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これは職場のインターネットの速度が遅く感じたので、wifiルーターの後ろに設置したら電波の指向性がよくなるのでは?
とアルミ板をたたいて作ったパラボラアンテナ。 実際少し早くなった気がします。
ためしにBluetoothの送信機の後ろに置いてみたら電波の届く距離が3倍!ぐらいのびました。
電波の距離や速さにお困りの方はお試しあれ。 こんなにきれいに叩けない!って?
台所用のボウルやアルミホイルでついたてにするだけでいいらしいですよ。

同じく板金をがんばって作ったのがこれ、 なんだと思います?
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ちゃんと演奏できる鉄のギター。ヴィオラダ・ガンバ風です。
深みのある音が特徴ですが、非常に弾きにくい形なのは美術作品ということでご容赦いただき、
かなりの重量は鉄のアイデンティティーということでご容赦いただくことにしています。

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鍛冶屋の基本、myハンマー&アンビル。
安物だけど使いやすいので10年以上使っている。(といってもアンビルは10万円ぐらいするんですが…)
ハンマーのエングレーヴは10年以上前に自分で彫ったもの。今見るとへたくそ。


いっぽう、こちらはデザイン科にニーズが多い、工業的な部品を作る機械などがこれら。

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旋盤

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巨大なフライス盤

このふたつはどちらもすごい精度で切削加工ができて、フライスの方なんか0.005mm単位で削っていくことができます。

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ねじとかこういう部品ができます。

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分銅作ったり。

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これは厚みが6ミリまでの鉄板をはさんで切るハサミ、シャーリング。

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鉄板を曲げるロールベンダーと年代物の小型シャーリング。

という感じで、普段はこういう道具でいろいろ作ったり、学生や教員の制作のサポートをしています。
機械のメンテナンスも自分でしていかないといけませんので、 なんでもDIYで、という自分には向いてるのかもしれません。

鉄の作品は文化の家ではあまりご覧いただく機会がありませんが、 文化の家に一つ、常設状態の金属のやつがあります。
2F屋外の表通り方面のはしっこ(駐輪場の上)にある「風魅鳥(かざみどり)」。

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風で羽がはばたきます。
高さ、幅ともに5mぐらいありますわりと大きいです。
ぜひその場で動くところをご覧ください。

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この風魅鳥はテレビ東京系アニメ「弱虫ペダル」のシングルCDのジャケットにもなったのです!
本人もびっくり。

もう一つこれからテレビか会場か何かでご覧いただけるものは、
今年の9月から始まるラグビーワールドカップ日本大会のモニュメント!

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これも僕が作りました。極太のステンレス角棒、曲げるの大変すぎました。
デザインは愛知芸大の関口敦仁先生。


というふうに、愛知県立芸大・金工室でのいつもの仕事を見ていただきました。
これからも文化の家で、愛知芸大で、少しずつですがいろいろ面白いものを作っていきますので、ご期待ください!


小林大地作品集コチラから


現在展示中です!

「もしも、色がなかったら…」
7月7日(日)までの金土日月 13:00~18:00 open
アピタ長久手店のすぐそば、すてきな機織・染色アトリエの「欅舎」にて
★ 詳細はコチラから
出展:井村和寛、木下幸子、小林大地、チェ・ユンジョン、橋寛憲、橋本緑、三科琢美



すてきなアトリエでとても楽しい所ですのでぜひとも気軽にお越しくださいませ。
さっきのギターもあるし、同じく美術系創造スタッフの橋さんも一緒に展示しています。
よろしくおねがいします。

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