NAGAKUTE Cultural Center

長久手市文化の家
愛知県長久手市野田農201番地, 480-1166
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開館時間 火-日:9:00-22:00

長久手市文化の家 スタッフ日誌

21
2020  16:06:38

令和2年9月19日 大人のための対話型鑑賞ワークショップ第1回目結果報告


こんにちは!事業係の下谷です。(^ω^)/
今回は、9月19日に行われた、対話型鑑賞ワークショップの結果についてご報告いたします。

気温が大分秋めいてきたこの頃、芸術を楽しむのに最適な季節となってきました。
このワークショップは「芸術の秋」にぴったりの内容となっています。

長久手市としては初開催となる「対話型鑑賞ワークショップ」。
「対話型鑑賞」は「一人」ではなく、「みんな」で観てそれぞれの意見を共有するものです。
第1回目の模様を、ちらっと報告します。

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まずは、館長から、このワークショップを行うこととなったきっかけ(※1)や、このワークショップを通じて、市民に何を求めるか(※2)等を含めた挨拶をしていただいた後、
先生にバトンタッチ(今回の講師は川北先生です。)。

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川北先生

はじめに、5分間、じっくり絵を見ます。
はじめの絵は、このような感じ。

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先生:では、どのように感じたのか、意見をお願いします。
参加者からは、地中海のような印象がある、バカンスのイメージなどの意見とともに、女性の印象が強いため、この女性に対する印象を語ることが多かったです。

しかし、ここで、
「絵の内容を自由に語ってくださいといわれても、作家もタイトルもわからないのであれば、作家の意図と食い違う意見ばかりが出てくるのではないか?それでは対話型鑑賞ができないのでは?」
という意見が出ました。
先生は「そうですね、その可能性は十分にありますね。この講座はあくまでも、「この絵を見て、どういうことを思ったのか、感じたのか」を言っていただいて、互いの感じ方の違い等を知っていくものなんです。ですから、思ったこと、そのまま言っていただいていいんですよ。」とお返事をしていました。

さらに、こんな意見もありました。
「みなさんの意見と違うことを言っても、「ひねくれ者だ」とか言われるのが怖くて、いえません」
先生は「その人の人生にいろいろな背景があり、そのことが「意見」として出てきます。違いがあるのは当たり前のことですので、どうぞ、思ったまま言ってみてください」とお返事をしていました。

このような流れがあった後、
皆さんも結構慣れてきたようで、どんどん意見が出てきました。

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・女性はにらんでいるような顔をしている。何かにイラついていると思う。
・絵の中にもう一つ絵がある(左上)。この絵は、女性の心の中を表しているのでは?
 →バカンスもいいけど、実際都会の方が楽しかった!と思っているのかも。
・絵の中の絵というのは実は鏡で、一緒に来ている人が写っている。恋人なのか何なのかはわからないが。
・立体や平面のバランスが悪い絵(机、ソファ、床)に見える。女性の心情を表しているのかな・・・
・この女性は、何か文句を言いたそうにしている。「もう!聞いてよ!彼ったらね・・・!」とでも言ってきそう。私も彼女と一緒に話してみたくなった。私の愚痴も聞いてほしくなった。
などなど。

私の意見は以下のとおり
私:「この女性は、イラついているように見えるが、内心とても楽しんでいる。ただの照れ隠しである。」
先生:なぜそう思いましたか?
私:元恋人がそういう方でしたので・・・。
私の背景が少し見え隠れした瞬間でした。

このような感じで様々な意見がありましたが、この講座の趣旨である「認め合う」ということを皆さん意識していたのか、だれも「それはちがうよ」と反対することはなく、とても居心地のいい空気の中ワークショップは進行していきました。

さて、ここまでで何分経ったと思いますか?
40分です。

あまりにも豊富な意見が出てきて楽しくなって、皆さん時間が経つのを忘れていました。
とはいえ、本日のWSの時間は90分と決まっているので、次の絵画へ。


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2枚目はブログでは絵を見ていただくだけにします。5分間じっくり見てください。
いかがでしょうか?実際に対話型鑑賞をしてみてください。


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3枚目、最初に口を切った方が言った一言
「これは私はよく見る絵ですね。「○ラー○ンの層です。」」
皆さん、大笑い。
でもほかの人からも「私もそれに見えました!□□にシミができてくるメカニズムを説明するための動画の初期画面だと思いました!」
これにも皆さん賛同。

そのほかの意見としては、
・とても白とピンクのコントラストから、穏やかな気分になる。夕焼けに見えました。
・私は朝もやに見えました。雄大な景色の中での朝もやです。
・手前が大きくて、奥が狭く、ぼやけているので、とても大きい世界観が表されていると思いました。
等など。

と、やりとりをしている間に、あっという間に90分が過ぎ、ワークショップは終了しました。
皆さんは満足そうでした。
皆さん、互いの意見を尊重し合っていて、とてもいい回になったと思います。

さて、このワークショップは今後あと4回あります。
参加ご希望の方は、是非、文化の家までご予約をお願いします。
一回だけの参加もOKです!
詳細は下記チラシをご覧ください。


対話型鑑賞ワークショップ_表_名都版
対話型鑑賞ワークショップ_裏_最新版

そうそう!魔界から文化芸術を学びに来ているブラックトミーさんも対話型鑑賞を体験しました!
魔界補佐官ブラックトミーの文化芸術研修番外編1「対話型鑑賞ってなんだ!?」はこちら!

https://youtu.be/z7WweVyOogc

ではでは、下谷でした。(^ω^)/

※1友人同士で、絵画展等を見に行った後に、カフェなどで「どの絵がよかった?気になった?」等の話をすることがとても楽しい時間だったため、この「楽しさ」を市民にも提供できないかと考え、川北先生に相談したら、それは「対話型ワークショップというものに近いですね!」という話をいただき、このワークショップが計画立てられました。
※2ワークショップを楽しんでいただくのはもちろん、ワークショップを通じて、自身の考えをアウトプットすること、相手の意見に反対するのではなく、受け入れること等を学んでいただき、実生活でも生かしていただきたいと思います。

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